Paradiso : Celso Fonseca


 見かけはひじょうに地味で、とてもシンガーには見えない人ですが、セルソ・フォンセカの弾き語りの声は独特の温かさと深みがあります。そんな歌唱だから Slow motion bossa nova でヒットしたのでしょうが、これにはまったく惹かれません。



 この素朴さを一つの素材として、すこし印象が強すぎるぐらいの器(アレンジ)に盛りつけると、ひじょうに風格のある一品になります。アルバム Paradiso のオリジナルが気に入っていますが、最近YouTubeで知った Liebe Paradiso (2011) のミックスもいい感じです。
 このアルバムからはもう一曲このブログに載せています。こちらです。 

 

Paradiso
(パラダイス)

O que a vida perguntar
人生が求めるもの
Deixa a vida responder
それは人生に応えさせる
Tolo é quem não quer acreditar
信じようとしない者は愚かだ
O chamado da paixão
パッションの叫び
o que alegra o coração
心を歓喜させるもの
O que a vida tem de mais vulgar
どんな人生が俗に香るのか

Venha ser meu paraíso
ここに来てぼくのパラダイスになってほしい
Artifícios furta-cor
虹色の装置
Tudo aquilo que eu preciso
ぼくが必要なものはそれだけ
É você meu céu azul
君はぼくの青空

Céu azul é de quem surfar
青い空はサーフィンをする者に属す
Vem na onda azul do mar
海の青い波に入り
Solta o ar e prende o fôlego
息を吐いて止めるんだ
O que eu chamo ilusão
ぼくがイリュージョンと呼ぶもの
Outros chamam solidão
みんなそれを孤独と呼ぶ
O que a rima tem de mais vulgar
どちらの押韻が俗に香るのか

Vai saber? : Marisa Monte


 マリーザ・モンチは最近あまり聴かないのですが、どのアルバムにも一曲ひじょうに惹きつける曲があります。歌詞の内容は冒険翻訳の域を出ないため誤解、勘違いがあるでしょうが、眼を細めて凝視するとテーマのようなものが見えるように思えます。この曲は曲想、アレンジがおもしろく、愛聴リストに定着しています。
 彼女の曲はこれが4曲目です。1曲目はこちら2曲目はこちら3曲目はこちらです






Vai saber?
(後で分かるのかしら)

Não vá pensando que determinou
決まっていると考え続けないで
Sobre o que só o amor pode saber
愛だけが知りえることについて
Só porque disse que não me quer
わたしを求めていないって言ったからよ
Não quer dizer que não vá querer
これから求めることはないということじゃないの

Pois tudo o que se sabe do amor
愛について知ることができるのは
É que ele gosta muito de mudar
変わるのが大好きということだけ
E pode aparecer onde ninguém ousaria supor
だれも考えようとしないところのようだけど

Só porque disse que de mim não pode gostar
わたしのことが好きじゃないと言ったからよ
Não quer dizer que não tenha do que duvidar
それは疑うことなんか何もないということじゃない
Pensando bem pode mesmo chegar a se arrepender
いいことを考えていて悲しいことが起こることもある
E pode ser então que seja tarde demais
そうなると手遅れかもしれない
Vai saber?
後で分かるのかしら

Não vá pensando que determinou
決まっていると考え続けないで
Sobre o que só o amor pode saber
愛だけが知りえることについて
Só porque disse que não me quer
わたしを求めていないって言ったからよ
Não quer dizer que não vá querer
これから求めることはないということじゃないの

Pois tudo o que se sabe do amor
愛について知ることができるのは
É que ele gosta muito de se dar
与えるのが大好きということだけ
E pode aparecer onde ninguém ousaria se por
だれもそのために生きようとはしないようだけど

Só porque disse que de mim não pode gostar
わたしのことが好きじゃないと言ったからよ
Não quer dizer que não tenha o que considerar
それは考えることなんか何もないということじゃない


Pensando bem pode mesmo chegar a se arrepender
いいことを考えていて悲しいことが起こることもある
E pode ser então que seja tarde demais
そうなると手遅れかもしれない
Vai saber?
後で分かるのかしら

Não vá pensando que determinou
決まっていると考え続けないで
Sobre o que só o amor pode saber
愛だけが知りえることについて
Só porque disse que não me quer
わたしを求めていないって言ったからよ
Não quer dizer que não vá querer
これから求めることはないということじゃないの

Pois tudo o que se sabe do amor
愛について知ることができるのは
É que ele gosta muito de jogar
遊ぶのが大好きということだけ
E pode aparecer onde ninguém ousaria se por
だれもそのために生きようとはしないようだけど

Só porque disse que de mim não pode gostar
わたしのことが好きじゃないと言ったからよ
Não quer dizer que não venha a reconsiderar
それは考え直したりしないということじゃない


Pensando bem pode mesmo chegar a se arrepender
いいことを考えていて悲しいことが起こることもある
E pode ser então que seja tarde demais
そうなると手遅れかもしれない
Vai saber?
後で分かるのかしら

Roda Vida : Teofilo Chantre


 インターネットの自動翻訳は普通の報道、解説の文章の場合でも内容が歪み、かすれるのですが、歌で使われる短い言葉はふつうわけが分からなくなります。ただ、単語の直訳だけは半分ぐらい拾えるので、いつもそれを手がかりに冒険翻訳を楽しんでいます。カーボ・ヴェルデはポルトガル語圏ですが、やはり固有の方言があるようで、辞書で探しても見つからないものがかなりあります。
 テオフィロ・シャントルはセザリア・エヴォラの歌うものをたくさん書いていますが、彼自身歌手として広く活動しており、このアルバムはトータルでひじょうに気に入っています。味わい深いいい曲がいくつもあるのですが、一番好きなPontà linda(美しい橋)がYouTubeには出ていません。二番目がこれ、Roda Vida(ころがる人生)です。翻訳は「とりあえず」の段階で、そのうち更新できればと思います。




Roda Vida
(ころがる人生)

'M tem na nha lembranca 
記憶の中には持っていない
um tempo d'inocenca
無垢な時代を
vido tem volta e volta
目まぐるしく変わった
qui to leva' no podia ser
起きうることはすべて味わった

No t'ama na tude confianca
あなたの心を完全に信じることはない
ta cre na nos bonanca
穏やかな生活は続かない
amor novo na mocidode
激しく新しい恋心が
ta comve'no pa se
生まれる。たとえ
ingenuidade
そう望まなくても
ah se nunca tivesse desilusao
諦め、幻滅を持ってさえいなければ

Roda vida vida
人生は転がる
roda roda tempo
時は転がっていく
canta canta vento
風は歌う
quem tem sonho
夢を持つ者は
vai a lido
ビーチに向かう


A crianca que canta
歌う子どもは
e do vida se encanta
人生に魅了される
maravilhando e sonhando
驚き、夢見ながら
nao sab ainda do dor
そのように苦しみを味わわないでいる
de perder o seu candor
その思考力をなくし

A sensacao primeira
初めてのときめきは
que a natureza oferece
自然がくれるものだが
na sua generosidade
あなたの大きな心から
pode nao ser passageira
過ぎ去ることはない
se guardarmos o seu frescor
新鮮な気持ちを持ち続ければ

Roda vida vida
人生は転がる
roda roda tempo
時は転がっていく
canta canta vento
風は歌う
quem tem sonho
夢を持つ者は
vai a lido
ビーチに向かう

Petit Pays : Cesaria Evora






 曲名を見ずにポルトガル語のこの曲を初めて聞いたとき、印象に残る終わりのフレーズ「ペティ・パイ・ジェタン・ボク/ペティ・ペティ・ジェラン・ボク」がフランス語に似ているなと思いながらそこだけすぐ覚えてしまいました。そして、内容を確認しないまま刷り込まれたこのフレーズをしばらく口ずさんでいたのですが、ある日、これはなまっているだけでフランス語じゃないかと思い至り、曲名と歌詞を確認してみるとそうでした。
 セザリアの歌に他にフランス語を使ったものはなく、これだけのようですが、大西洋に浮かぶカーボ・ヴェルデ(Cabo Verde)という小さな島国ではポルトガル語だけでなく、フランス人ツーリストに対してはこんな発音でフランス語を使っているのだろうかと想像しました。
 しかし、よく考えてみると、文字を読むこともほとんどない素朴な人たちであれば、フランス語も耳で聞き覚えるでしょう。するともうすこしフランス語に似た発音になるのではないでしょうか。これは「文字を読んだ発音」が入っています。セザリアの歌う曲をたくさん書き、自分でも歌手として活動しているテオフィロ・シャントル(Teofilo Chantre)のフランス語はYouTubeなどで聞くととてもじょうずです。
 この曲も彼が書いたのではないかと思いますが、それなら発音はフランス語としてもっと正確なものにできたはずです。それをそうしなかった。歪んだフランス語の発音をあえて使った、あるいは発音をあえて歪めた可能性さえ感じられます。これはヨーロッパのワールド音楽市場、観光市場向けの作為、工夫じゃないかと思えてきました。
 歌詞をそのまま読めば、「(わたしの生まれ育った)小さな国、わたしはあなた(この国)が大好き」という「純朴な愛国心」なのですが、わたしが聞いてすぐ刷り込まれたように、耳にしたフランス人がこのフレーズを聞いてすぐ刷り込まれると、「(下手でもフランス語を使おうとする)小さな国カーボ・ヴェルデ、わたしはあなた(その国)が大好き」と繰り返すことになります。
 そんなことを思いながら、この短い歌詞を翻訳してみると、長さも「テレビコマーシャルサイズ」としか見えません。ツーリストを呼び込む「キャッチコピー」、それが終わりのフレーズではないのでしょうか。歌詞の内容は、まず「風景」、そして「めずらしい産物」ぐらいで、あとはすぐ覚えられるフレーズが最後に繰り返すのですから、一枚のポスターに書き込める内容量です。
 すると、「純朴」なのではなく、「『純朴』を繊細、かつ巧みに操れる」ということです。やりますね。こういうインテリジェンスを欺瞞とは思いません。人間の高度な自然性です。こう考えて初めてほんとうに「小さな国、あなたが大好き」と言いたい気分になりました。

Petit Pays
(小さな国)

La na céu bo é um estrela
あの空で言えば、あなたは星
Ki ca ta brilha
目立たない
Li na mar bo é um areia
この海で言えばあなたは砂
Ki cata moja
湿ることがない
Espaiod nesse monde fora
人がまばらにいる
So rotcha e mar
岩と海だけ

Terra pobre chei di amor
貧しいけれど愛に溢れた土地
Tem morna tem coladera
モルナとコラデーラがあるから
Terra sabe chei di amor
やさしく愛に溢れた土地
Tem batuco tem funana
バトゥーコとフナナがあるから

Oi tonte sodade
ほんとうに懐かしい
Sodade sodade
懐かしい、懐かしいわ
Oi tonte sodade
ほんとうに懐かしい
Sodade sem fim
限りなく懐かしい

Petit pays je t'aime beaucoup
小さな国、あなたが大好き
Petit petit je l'aime beaucoup
小さい小さい、あそこが大好き

Deus do Fogo e da Justica : Virginia Rodrigues



 カエターノ・ヴェローゾがアーティスティック・ディレクションを担当、セルソ・フォンセカがプロデュースしたこのアルバムはわたしのiPodの中で殿堂入りしていますが、ヴィルジニア・ホドリゲスがアメリカに行って作ったアルバムは魂が抜けているように感じます。セザリア・エヴォラもそうでした。アメリカで出したもの以外はどのアルバムもひじょうに満足度が高いのに、アメリカで作ったアルバムだけがフェイクのように感じられます。
 このブログで彼女の曲はこれが2曲目で、1曲目はこちらです




Deus do Fogo e da Justica
(火と正義の神)

Ê Deusa do Êbano
黒い女神がいる
Ê Deusa do Êbano 
黒い女神がいる
Ê Deusa do Êbano 
黒い女神がいる
Ê Deusa do Êbano 
黒い女神がいる

Ô Ci, o nome desse orixá 
オーシー、この女神の名
Está gravado na história 
歴史に刻まれている
Eu não posso mencionar 
わたしは口にすることができない
Gerado, foi criado 
生まれし者は創造されたのだ
Está esculpido na mente 
心に彫り込まれている
Muito além da minha consciência 
わたしの意識をはるかに越えている
Gerado, vou cantar no meu ifé 
生まれし者、わたしは心の中で歌う

A palavra mais justa de um rei 
もっとも正しい王の言葉
No seu culto camdomblé 
カンドンブレの祈りにある
Ô Ci, o nome desse orixá 
オーシー、この女神の名
Se você ainda não sabe
知らないのであれば
Agora eu vou te revelar
今お前に明かそう

Ketu, falará, Ketu, falará
ケトゥ、話そう、ケトゥ、話そう
Que arê, rê Kaô
何であるか、レ・カオ
Que arê, rê oh Deus
それは、ああレの神よ
Do fogo da justiça
正義の火
Kaô, me valha
カオ、わたしには大切なもの
Sou Ketu a nação mais odara
わたしはもっとも誇り高きケトゥの国の者

La Llorona : Chavela Vargas

 メキシコの神話がもとになった歌だそうです。自分を捨てた男の気を引くためにその男との間にできた子どもを川に沈めてを殺し、それを後悔して泣いているという内容です。バージョンによって長さがいろいろですが、とりあえず短めのもので内容を確かめた段階で、工事中です。目眩を覚えるほど深みのある歌唱です。

 








La Llorona
(泣く女)

Todos me dicen el negro, Llorona
みんな私を黒衣の泣く女と呼ぶ
Negro pero cariñoso.
黒衣、でも恋をする
Todos me dicen el negro, Llorona
みんな私を黒衣の泣く女と呼ぶ
Negro pero cariñoso.
黒衣、でも恋をする
Yo soy como el chile verde, Llorona
私は青唐辛子みたいだ、泣く女
Picante pero sabroso.
辛いのだけれど風味がある
Yo soy como el chile verde, Llorona
私は青唐辛子みたいだ、泣く女
Picante pero sabroso.
辛いのだけれど風味がある
Ay de mí, Llorona Llorona,
ああ私じゃないか、泣く女、泣く女
Llorona, llévame al río
泣く女、川に連れて行って
Tápame con tu rebozo, Llorona
お前のショールで私を包んで、泣く女
Porque me muero de frió
寒くて死にそうだから
Si porque te quiero quieres, Llorona
もしお前を愛せば、お前は望んでくれるかい、泣く女
Quieres que te quieres más 
お前は私がお前をもっと愛することを望んでくれるかい
Si ya te he dado la vida, Llorona
お前にもう命をあげていたなら、泣く女
¿Qué mas quieres?
ほかに何を望むの
¿Quieres más?
もっと望むのかい

Yahamami : Cheb Mami

 ヨーロッパの楽曲にアラブのサウンドをコラボで使ったものをこれまでにいくつか選んでいます。Jane BirkinのElisa (Arabesque)Leo FuldのYidish Mameですが、スティングが『砂漠のバラ(Desert Rose)』をいっしょに歌ったシェブ・マミのこの曲はアラビア語にヨーロッパのクラシック音楽を合わせたものです。
 今は歌詞の内容がまったく分かりませんが、理解できる言語への翻訳が見つかれば、日本語訳を付けたいと思います。




bi allaho ya ghazali, 
narssal ma'ak kitab 
li man howa gharami, 
khalani fi iltihab 

Aqra lahom salami, 
wa rod menhom jawab 
wa hbabi faraqoni, 
lahom bakat oyoni 

Makano yaarefoni, 
wnsaw mawadati 
makano yahjironi, 
wa ala kroii chrati 

Law a'rafo hbayeb, 
makano yahjiro 
laken jarat gharayeb, 
ya ahli lhawa 'adironi 

Rani marid wa ta'iib, 
wa lqalb massiro 
wa hbabi faraqoni, 
lahom bakat oyoni 

Makano yaarefoni, 
wnsaw mawadati 
makano yahjironi, 
wa ala kroi'i chrati

Volver a los 17 - Mercedes Sosa e Milton Nascimento

 チリのヴィオレタ・パラ(Violeta Parra)の曲で、パラのオリジナルもいいのですが、アルゼンチンのメルセデス・ソーサのもののほうをよく聴いています。長い間タイトル以外、歌詞の内容が分からないままでしたが、無理をしながら翻訳してみると、ひじょうに力のあることばで驚きました。いっしょに歌っているブラジルのミルトン・ナシメントはまったく聴かなかったのですが、このデュエットだけは別で、二人の声の取り合わせにひじょうに惹かれます。パラの曲でソーサの歌うものがもう一つこちらに





Volver a los 17
(十七歳に返る)

Volver a los diecisiete despues de vivir un siglo
一世紀生きた後、十七歳に返る
es como decifrar signos sin ser sabio competente
ものが分かる賢人でもないのに記された言葉を解くようなものだ
volver a ser de repente tan fragil como un segundo
一秒ほどの儚い悔悟を繰り返す
volver a sentir profundo como un nino frente a Dios,
神を前にした子どものようにまた反省する
eso es lo que siento yo en este instante fecundo
この豊饒な瞬間にわたしが座っているのはそのため

Se va enredando enredando, como en el muro la hiedra
お前はよじれ、よじれていく、壁を這うツタのように
y va brotando, brotando como el musguito en la piedra
そしてお前は芽を出す、芽を出す、石に付いた苔のよう
como el musguito en la piedra, ay si, si, si
石に付いた苔のよう、そうだそうだ

Mi paso retrocedido, cuando el de ustedes avanza
お前が前に踏み出すと、わたしの足は後ろに退く。
el arco de las alianzas ha penetrado en mi nido
結びのアーチをお前はわたしの巣に差し込んだ
con todo su colorido se ha paseado por mis venas
あらゆる色とともにお前はわたしの血管に入った
y hasta la dura cadena con que nos ata el destino
そしてわたしたちの運命を鎖で繋いだ
es como un dia bendecido que alumbra mi alma serena
祝福の日のようにわたしの静かだった魂に灯りを点した

Se va enredando enredando, como en el muro la hiedra
お前はよじれ、よじれていく、壁を這うツタのように
y va brotando, brotando como el musguito en la piedra
そしてお前は芽を出す、芽を出す、石に付いた苔のよう
como el musguito en la piedra, ay si, si, si
石に付いた苔のよう、そうだそうだ

Lo que puede el sentimento no lo ha podido el saber,
感覚はそれを知ることなどできない
ni el mas claro proceder ni el mas ancho pensamiento
研ぎ澄まされていくこともなく、考えが広くなることもない
todo lo cambia el momento colmado condescendiente,
その瞬間お前は完全に見下していた態度をがらっと変える
nos aleja dulcemente de rencores y violencias
わたしたちを苦しみと暴力からやさしく救う
solo el amor con su ciencia nos vuelve tan inocentes
沈黙とともにある愛がわたしたちを無垢な状態に連れもどす

Se va enredando enredando, como en el muro la hiedra
お前はよじれ、よじれていく、壁を這うツタのように
y va brotando, brotando como el musguito en la piedra
そしてお前は芽を出す、芽を出す、石に付いた苔のよう
como el musguito en la piedra, ay si, si, si
石に付いた苔のよう、そうだそうだ

El amor es tordellino de pureza original
愛は生まれ持った清らかさの竜巻
hasta el feroz animal susurra su dulce trino,
どう猛な獣が甘い言葉をささやく
retiene a los peregrinos, libera a los prisioneros,
巡礼者を引き留め、囚人を解き放ちなさい
el amor con sus esmeros, al viejo lo vuelve nino
情けとともにある愛、それは老いた者を子どもにかえす
y al malo solo el carino lo vuelve puro y sincero
そして愛だけが悪しき者を純真で誠実にかえらせる

Se va enredando enredando, como en el muro la hiedra
お前はよじれ、よじれていく、壁を這うツタのように
y va brotando, brotando como el musguito en la piedra
そしてお前は芽を出す、芽を出す、石に付いた苔のよう
como el musguito en la piedra, ay si, si, si
石に付いた苔のように、そうだそうだ

De par en par la ventana se abrio como por encanto
魔法をかけるためのように窓を大きく開いた
entro el amor con su manto como una tibia manana
お前のマントとともに愛が入ってくる、けだるい朝のように
y al son de su bella diana hizo brotar el jazmin,
お前の美しい目覚めの音がジャスミンを育てる
volando qual serafin al cielo le puso a retes
天使が空を飛び、
y mis anos en diecisiete los convirtio el querubin
そして17のとしに天使は彼らを改宗させた

Se va enredando enredando, como en el muro la hiedra
お前はよじれ、よじれていく、壁を這うツタのように
y va brotando, brotando como el musguito en la piedra
そしてお前は芽を出す、芽を出す、石に付いた苔のよう
como el musguito en la piedra, ay si, si, si
石に付いた苔のよう、そうだそうだ