九条物語 : いまなりあきよし

 ある時期、有線放送でよくかかっており、「人間は・・」のフレーズが刷り込まれたのですが、その後放送禁止にかかったためでしょう、耳にしなくなりました。しかし、思い出すことがたびたびありました。




九条物語
作詞:島田荘司

 九条の夜は白い、朝は遠い、雨もない
 ぼくは白い女の、体を抱き、重い心の扉を押す
 女の体は錆びて、扉なんかはどこにもない
 ぼくは髪と一緒に目をこすり、痛む目で、見つめていた

 人間は地面にへばりつき、一番悲しい声をあげるのだ
 声を絞り泣いている、一番悲しい声で、悲しい声で 

 九条の夜は白い、朝は遠い、雨もない
 九条の世界は冬だ、春も、夏も、
 陽は照らない、陽は照らない

 人間は地面にへばりつき、一番悲しい声をあげるのだ
 声を絞り泣いている、一番悲しい声で、悲しい声で

1 件のコメント:

  1. 辛いとき、悲しいときに、人間は地面にへばりつき、のフレーズ今でも口ずさみます。これが本当の唱なんだよね 何十年たっても。 

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