フランソワーズ・アルディがドイツ語で歌っています。ある時代の退廃的なドイツのイメージをパロディのようになぞっているようです。このようなイメージは非ドイツ人がよく使い、典型として確立されていますが、このような倦怠感には普遍性があるということなのでしょう。こういう場合、フェイクは本物よりも美的になります。
Träume(夢)
Träume, die bei Nacht entstehen und am Tag vergehen
夢、それは夜になると訪れ、昼間は消えてしまう
Sind meistens garnicht wahr, weil sie unter den Millionen
ふつうは真実などまったく含んではいない。無数の
Unserer Illusionen geboren sind
わたしたちの幻想から生まれるものだから
Träume sind wie ferne Wolken denen andre folgen
夢は遠くの繋がって流れる雲のようなもの
Solang es Leben gibt, sag mir, sag wohin sie treiben
命のある限り、わたしに言って、どこへ行くのか言ってほしい
Wo sie einmal bleiben, weiß nur der Wind
かつてどこへ行ったのかは風だけが知っている
Wie ein Wunder ist die Welt, jeder Baum und jedes Feld
世界は奇蹟のよう。どの木もどの野原も
Wie ein Wunder ist die Welt
世界は奇蹟のよう
Träume, die uns nichts bedeuten, sollte man beizeiten
わたしたちにとって何の意味もないのだが、そんな夢をみんな見たほうがいい
Mit anderen Augen sehn, weil sie oftmals unser Denken
違う目で見るのだ。よくわたしたちの考えをよく導いてくれるのだから
Auf die Wege lenken, die wir dann gehen.
わたしたちが行く道において
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