Hotel Costes -1 (2002)
ハリソン・フォード主演、ロマン・ポランスキー監督の『Flantic(1988)』という映画をテレビでやっていたので、何気なく見ていたら、言葉の通じないパリで誘拐された妻を捜し回る主人公のアメリカ人医師が犯罪組織に繋がる若い運び屋の女とアラブ人用のラウンジで踊るシーンがありました。そこでかかっていたのがこの曲です。ピアソラのLibertangoは聞き飽きるほど聴いていましたが、このような曲調のものはまったく聴くことがなかったので、ひじょうに新鮮で、今でも時々聴いてます。
've Seen That Face Before/Libertango
(あの顔は見たことがある)
Strange, I've seen that face before,
おかしい。あの顔は見たことがある
Seen him hanging 'round my door,
うちの回りをうろついているのを見た
Like a hawk stealing for the prey,
獲物を狙う鷹のよう
Like the night waiting for the day,
夜明けを待つ夜のようだった
Strange, he shadows me back home,
おかしい。うちに帰るまで付けてくる
Footsteps echo on the stones,
石畳に響く足音
Rainy nights, on Hausmann Boulevard,
雨の夜、オスマン通りで
Parisian music, drifting from the bars,
パリの音楽、バーから流れてくる
Tu cherches quoi, rencontrer la mort,
何を探してるの、命を落とすよ
Tu te prends pour qui,
誰に用なの
aussi tu detestes la vie,
そんなに生きてるのがイヤなの
Dance in bars and restaurants,
バーとレストランで踊ったら
Home with anyone who wants,
付いていく誰とでも帰りな
Strange he's standing there alone,
おかしい、あそこに一人で立っている
Staring eyes chill me to the bone.
見つめる目がわたしを凍り付かせる
Dans sa chambre, Joel et sa valise,
彼の部屋、ジョエルと彼のトランク
un regard sur ses fringues,
彼の服をちらりと見る
Sur les murs, des photos,
壁には写真
Sans regret, sans mélo,
後悔もしないし、カッコも付けない
La porte est claquée, Joel est barré.
ドアが閉じられ、ジョエルは閉じ込められた
今日wowowで映画「フランティック」を放映していました。
返信削除このI've Seen That Face Beforeが劇中で流れていました。
このリベルタンゴもとても心地よいですね。
映画フランティックで使われたこのリベルタンゴを聞いていると、その時々の心身の状態に合わせて、本当に心地くリラックスできます。①声②テンポ③楽器のせいでしょうか。
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