Buena Vista Social Club presents Ibrahim Ferrer (1999)
アルバム Buena Vista Social Club(1997) を聴いただけで、Bim Wendersが監督した映画 Buena Vista Social Club(1999) を見ていない人はこのタイトルの表す音楽世界のコアを味わっていないと言えます。このアルバムでキューバ音楽はそこそこ味わえたでしょうが、なんと言ってもこの最高のデュエットが含まれていないからです。わたしがそうでした。一番いいものを後のために(上のアルバムのために)大事に取っておいたのでしょうか。映画の中で聴くと、どの曲、どの歌もCDで聴くよりはるかにすばらしいのですが、このデュエットは信じられないくらいの高みにあります。ライ・クーダーが火を付けたこのブームでブレークするまで貧しい生活に甘んじ、それが風貌にも刻印されているイブラヒム・フェレールの人生と家族への思いがそのままこの歌詞に重なり、聴く者の胸を熱くします。
Silencio
(沈黙/静寂)
Duermen en mi jardín
(沈黙/静寂)
Duermen en mi jardín
わたしの庭で眠っている
las blancas azucenas,
las blancas azucenas,
白いユリ
los nardos y las rosas.
los nardos y las rosas.
オミナエシ、そしてバラが
わたしの魂はとても悲しくつらい
花たちには隠しておきたい
この苦い思い
花たちには知られたくない
人生がわたしに味わわせる苦しさを
もしわたしが苦しんでいると知れば
同じようにその痛みに涙を流すだろう
黙っていよう。眠っていさせよう
水仙と睡蓮には
わたしの痛みを知られたくない
もしわたしが泣いているのを見れば
Silencio, que están durmiendo
黙っていよう。眠っていさせよう
オミナエシとユリには
わたしの痛みを知られたくない
もしわたしが泣いているのを見れば
みな死んでしまうだろうから
紹介ありがとうございます。
返信削除もともとサルサが好きでしたが、イブライムに恋してしまいました。
訳詞コピー、リンクさせてもらいました。
事後報告ですいません